POPWORLD presented by SASAGAWA

POP広告の使用目的と使用効果に関するQ&A

品名と価格さえ付けておけば良いと安易に考えがちですが、そこに描かれている文字や取り付け方一つを見ても、そのお店の経営姿勢や販売姿勢が分かると言われています。

お客様を店内に招き入れる店先のイベント告知POPからコーナーへの誘導POP、購買への動機付けや購買を決定させる商品回りのPOP広告まで、それぞれを目的にあわせた役割に発揮させる事が重要です。

POP広告はお店自身のものであり、商品を売る為のものですが、お客様に受け入れられないものでは効果はありません。

従ってお客様の立場に立ってお客様の欲しい情報(商品の機能性や経済性など)を提供してあげる事によりお客様とお店の側とのコミュニケーションが図れるものが最適です。

また視覚に訴えお客様の心を捕らえる必然性から、POP広告は「書くのではなく描く」という感覚で捕らえる事も大切なポイントです。

  • POP広告の本来の使用目的とは?

    お客様が安心してお買い物できるようにするため!

    POP広告はお店側からお客様へのメッセージを伝えるものですが、お客様にとってもお買物時の目安になる大切な情報源ともなるものです。
    従ってお店や商品の特性を充分認識して頂き、他店との違いを明確にお知らせして、安心してお買物が出来る環境作りをするのがPOP広告本来の使用目的です。
  • POP広告の本良いPOPとはどんなPOP広告ですか?

    お客様のお買い物時の判断材料になるPOP

    POP広告はお客様のためものでもあることから、お店の一方的な押しつけと判断されるものでは効果はありません。
    また見て貰って判断して頂く性質のものですから視覚的に快いものでなくてはなりません。
    さらにそれらが必要な個所にタイミング良く取り付けられていることも良いPOP広告の条件と言えます。
  • POP広告があるのとないのでは、どのような違いがありますか?

    お客様の購買意欲に大きな差が!

    POP広告には商品情報を伝える役割の他に、売出しなどの催しシーンのムード作りやイメージアップをする働きがあります。
    それらの全てはお客様を誘導し、購買意識を高め、お店の活性化に結び付く役割をします。
    従ってこれらの販促ツールが用意されていないお店は、お客様の共感を得られずセレクトアウトされることになります。
  • お客様を誘導するアウトショップ用(店先に取り付ける)のPOP広告については、どのような注意が必要ですか?

    店内の情報が一目でわかるPOPを作りましょう

    アウトショップ用のPOP広告は、お店の前を通行する不特定多数の方々の足を引き留め店内に招き入れるだけの効果があることが必要条件です。
    当日行われているイベントを告知し、どのような商品を取り揃えているのか、お買得商品は何かなどの店内情報が店頭でいながらにして一目で認識できる環境作りが大切です。またそれらが他店に比較して効果よく際だって目立つことが重要です。
  • 来店のお客様を案内するインショップ用(店内に取り付ける)のPOP広告については、どうような注意が必要ですか?

    店内の雰囲気を盛り上げたりコーナーの案内に活用しましょう!

    インショップ用のPOP広告は、入店されたお客様に楽しくお買物をして頂く環境作りをするのが役割です。
    催しのイベントムードを盛り上げるだけでなく入店されたお客様に目的のコーナーや商品毎の売場案内をしたり、店内の各設備などについても各々の必要個所にご案内するなど、快適な店内を演出する必要があります。
  • 商品回りのPOP広告はどうようにすれば良いのですか

    お客様の知りたい情報を表示しましょう!

    個々の商品に付ける商品回りのPOP広告は、お客様に商品情報を的確に提供するとともに、安心してお買物が出来る環境作りを心がけることが大切です。
    従って品名・価格は元より、材質・機能・サイズ・使用対象者・使用目的・使用方法・使用期間などやお値打ち表示などのお買得情報など、お客様の知りたい情報を端的に分かり易く表示することが重要です。
    また特に注目して貰いたい商品には、アイキャッチャーを取り付けたり遠方からでも目に付くサインや説明カードを取り付けるなどの工夫も必要です。
    文字を描く時は、小さな文字でも雑にならないように、一字一字を丁寧に描くようにも心がけてください。
    手書きPOP作りのヒントになる「手書きPOPの書き方」ページを公開しているので、ぜひご参照下さい。
  • 出来るだけPOP広告を取り付けるように心がけていますが、期待している程に効果が上がりません。何かが欠けているのでしょうか。

    不足もダメ、過剰もダメ。店内や客層に合ってますか?

    実態を拝見しないとはっきりしたことは言えませんが、どんなものでも不足していたり、また過剰であっても効果は半減します。
    必要な個所に必要なものが適切に取り付けられているか、付け過ぎて返ってうるさくなっていたり見にくくなってはいないか、訴求力があるか描き込んでいる内容が客層に合っているか、生活感や季節感など生活習慣に適合しているかなど、お客様の立場に立って見直して下さい。
    また習得は真似から始まるとの喩えもあります。他店の実例を見て良いところは吸収するように心がけて下さい。
  • 新築(または店内改装)をして貰った施工業者より、POP広告をベタベタ付けるとせっかく奇麗にした意味がなくなり、雰囲気を壊してしまうので、あまり付けない方が良いと言われていますが、どんなものでしょうか。

    お客様の為を思うのなら、POP広告は必要不可欠!

    どのような場合も雰囲気は大切にしたいものです。しかしながらこの場合は新しくされたお店自体の雰囲気が大切なのではなく、新しくしたことによってお店が活性化されることが重要なのではないのでしょうか。
    必要以上に取り付け過ぎることは確かに良くありませんが、必要以上に押さえ過ぎてお店が寂しい雰囲気になっても、返ってお客様に敬遠されることがあります。
    お店にとっては、催しのムードを盛り上げお客様を目的のものまでご案内し、充分納得してお買物をして頂く為のPOP広告は、どのような場合でも必要不可欠ではないでしょうか。
  • 安価である事を強調して売り場展開をしたいのですが、どのような事に注意したら良いのでしょうか。

    蛍光や黄色の紙を使ったり、値段を大きく描いたり…

    廉価販売のPOP広告は、いかに安く見せるかが最大のポイントです。
    使用する用紙から内容の描き込み方までの詳しい説明は、「品質訴求の手法に関するQ&A」をご参照下さい。
  • 品質の良さを強調した売り場展開をしたいのですが、どのような事に注意したら良いのでしょうか。

    値段をアピールせず利便性で勝負!など…

    品質の良さを強調する場合は、その商品特性をお客様に充分認識して頂くことが最大のポイントです。
    使用する用紙から内容の描き込み方までの詳しい説明は、「品質訴求の手法に関するQ&A」をご参照下さい。
  • 季節商品を対象にした売り場展開でのポイントを教えて下さい。

    季節に合った店舗装飾を施しましょう!

    季節商品を販売する時は、「いよいよそんな季節が間近になったのか」「そろそろ準備をしなくては」と、お客様に感じて頂く為の心理誘導が重要なポイントとなります。

    店頭の入口やショーウインドウから、店内の通路天井や壁面などに季節装飾を施したり、季節感覚を取り入れたイベントポスターなどを取り付けて、季節ムードをしっかり打ち出して下さい。

    陳列ケースやショーケース、レジ回りや商品回りには、季節感覚のある小物装飾を配します。描き込むPOP広告では、夏は涼しく冬は暖かい感覚を与える用紙や色使いにも工夫し、季節ムードを取り入れたイラストなども描き込むとさらに効果があります。