のし紙豆知識

のし紙の選び方

贈答目的に合ったのし紙を選ぶ際には、目的に叶った様式(デザイン)を選ぶことは当然のことながら、贈答品の大きさに適したサイズのものを選ぶことも重要なポイントになります。

のし紙のデザインとサイズの選び方

1.デザインを選ぶ

のし紙のデザインでは、贈答目的により水引の色や本数及び結び方に加えて熨斗の有無により使い分けられています。
大別して、お祝いごと用では婚礼関係に用いるものと、婚礼関係以外のお祝いごとに用いるものの2種類があり、お悔やみごと用では主に葬儀時に用いるものと法要時に用いるものの2種類があって、4種類のデザインにより使い分けられています。
贈答目的別用い方の詳しい説明は、のし紙の水引の色による使い分けをご参照ください。

2.サイズを選ぶ

適切なサイズののし紙を選ぶ時は、贈答品の外装箱のサイズ(縦・横・厚み)に似合ったのし紙のサイズ(縦・横)を選ぶことが基本ですが、その前提として正しい掛け方を認識した上で選ぶ必要があります。

のし紙を掛ける際は、先ず贈答品本体の中身を確認して外装箱の天地を定め(本体の形状などにより天地が定められないものの場合は箱の形が縦長になるように定める)、その「外装箱の表裏の中央」に「のし紙の水引の結び目の中央」が位置するように掛けますが、その際に外装箱の天地の両端が少し見えるように掛けるのが正しい掛け方(図1)であることから、のし紙の天地サイズは外装箱の天地サイズよりやや短い目のものを選ぶのがポイントです。

のし紙の横(左右)のサイズは、外装箱の裏面の中央で左右の両端が交わるように掛けるのが正式な掛け方(図2)であることから、外装箱の各サイズの積数(表面左右のサイズ+両側面の厚みサイズ+裏面左右のサイズ)に似合ったものを選ぶようにします。但し、左右の両端が裏面中央まで届かない場合(図3)や、側面までしか掛からない場合(図4)であっても特に問題はありませんので、天地サイズを優先して選ぶように心がけます。

のし紙の左右の両端が外装箱の表面で留まり両側面まで届かない場合(図5)は、のし紙を掛けるという意味合いからも好ましくありませんので注意が必要です。

尚、外装箱の左右のサイズが極端に長く、のし紙の左右が両側面まで届かないケースの場合は、最低限でも側面まで届く左右サイズのものを優先して選び、のし紙の天地を外装箱の天地に似合うサイズに余分な部分を折り込むかカットして用います。

また、外装箱の天地のサイズが極端に長い場合は天地サイズを優先して選び、交わる裏面で左右両端の余分な部分を折り込むかカットして用います。

のし紙のサイズ

※タカ印紙製品では、横長サイズの贈答品箱に適した通常サイズのものより横長ののし紙も取扱っています。
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